8月10日後半 佐渡・尖閣湾 Sado / Senkakuwan

佐渡・尖閣湾お昼は尖閣湾揚島遊園まで行ってご飯にすることに。 前方に見えた姫津大橋が揚島遊園だと思ったら、勘違い。姫津の港を抜け、また県道に出たが、田園のあぜ道を通ることに。

姫津大橋 姫津のテトラポット工場


海岸沿いぎりぎりまで田んぼになっており、柵はないので、一歩間違えれば絶壁といったとこ。 海には落ちなかったが、私は滑って田んぼに片足を落としてしまい、泥まみれ…。 揚島遊園の付近迄来ると、散策道が整備されている。

佐渡・尖閣湾の田園 佐渡・尖閣湾


北欧ノルウェイのハルダンゲル峡湾のゴシック風景観に勝るとも劣らない、というだけあって、力強い日本海の波を受けた素晴らしい景色。金北山の溶岩流が浸食したという黒っぽい岩は鋭く尖れ、深みを帯びた青の海と濃い緑のコントラスト。入江は南仏のカランクを想起させる。

佐渡・尖閣湾 佐渡・尖閣湾


尖閣湾揚島遊園には観光バスが入っているので、賑わっている。とりあえず、昼食を取り、入園料込みの海中透視船乗船券を購入。階下に下りると、乗り場にはカモメのえさと題してかっぱえびせん、そしてドリンクの販売がある待ち合い所。

尖閣湾揚島遊園 尖閣湾揚島遊園の海中透視船乗り場へ


海中透視船が戻って来て、私達の番だ。風があって結構揺れますが大丈夫ですか、と言われていたが、こんなに揺れるとは思ってなかった!第1景から第5景の「5つの峡湾」を巡ると言う海中透視船だが、日本海の大波にサーフィンのように乗って、立ち上がるしぶきに船内アナウンスの『右手に見えますのが…』などを聞いてる場合ではない、と言う感じ。

尖閣湾揚島遊園の海中透視船 尖閣湾揚島遊園の海中透視船


中央に水槽のように設置されたガラスから海中も見えるが、魚などは余り見られず、海底の深さが変わる様子などが伺える。とりあえず、昼食後の揺れる船と言うのはかなりハードで、岸に戻って結構ホッとした。

尖閣湾揚島遊園の海中透視船 尖閣湾揚島遊園の海中透視船


クルーズの後は展望台から景色を楽しみ、休憩。そして園内のミニ水族館、民具資料館も拝見して、私達的には十分楽しめた。設備自身は全体的に老朽化していて、ちょっと寂れた感じもするが、そこがまた昭和的というか、懐かしい感じでのんびりできる。

尖閣湾揚島遊園の展望台 尖閣湾揚島遊園の民具資料館


達者まではまた歩いて帰るが、何がどんどん高くなって来て、山の方の雲もどんよりとして来た。戻ったらテントが吹き飛ばされてなくなっているのでは、とちょっと心配になる。

佐渡・尖閣湾


行きは姫津に寄ったので遠回りだったが、県道を行けばそんなに距離はない。散策道なるものが表示されていたが、よくわからずに県道を歩いていたら、県道をこれ以上歩くのは嫌だ、とかいいだし、バスに乗るとごねる。

佐渡・尖閣湾の散策道 佐渡・尖閣湾の散策道・ひまわり畑

バス停の時間を見ると、30分くらいでバスが来るみたいだけど、地図で見ても大した距離はないようにみえる。それでも、自信がなかったので、ま、バスも良いか、とバス停で地図を見てると、どうもそこを曲がったら、すぐのような気が。で、私は歩くから、一人でバスに乗れば、とエンリックを置き去りにしたら、結局着いて来た。案の定、100mも進まない先に、達者海岸の集落への道。バスに乗らなくて良かったね〜、恥ずかしかったね〜。

佐渡 達者集落の2軒の商店海岸に戻ると、海水浴場は17時迄なので、もう閑散としている。とりあえず、今晩の買い出しを、と県道沿いの商店へ。達者にはバス停の前に川浪酒店と宮本商店が並んである。川浪酒店では煙草も扱っており、ビールと氷を購入。20時迄営業と言うことで、足りなかったらまた後で来れそう。お店のお婆ちゃんにキャンプかと聞かれ、そうだと答えると、だったらあそこで100円でお風呂に入れるよ、と目洗地蔵を教えてくれた。隣に並ぶ宮本商店は酒と煙草以外のものを何でも扱うといった商店。カップラーメンがあるところが、キャンプ者向き?思わずカップラーメンとカモメのえさ以来無性に食べたくなったかっぱえびせんを購入。



海水浴客が減った夕暮れの海で、行水がてら海水浴。窪田の浅瀬とは異なり、すぐに泳げる高さに。テト ラポットに打ち付ける波が高く上がっているのを見ると、その向こうはかなり激しそう。一泳ぎして、水シャワーを浴びたが、まだ気温が高いので全然平気だ。 トイレやシャワーの設備は17時の海閉りと共に、お婆ちゃんが来て、綺麗に清掃をしていた。夜に電気が灯されていないということもあり、虫もいないし、清潔感がある。


達者キャンプ場 達者海岸


達者キャンプ場で猫誰もいなくなった海水浴場で夕日を見ながら夕ご飯。佐和田からは夕日が山に落ちたので、ここでは海に落ちるところが見えると思ったら、線香花火のようにいつの間にかぽちょんと消えた。それでも暗くはならないので、海岸沿いがガスっていて夕日が見えないと言うことなのかも。ツナ缶を開けたら、猫がやって来た。その後、もう一匹、別の猫がやって来たり、達者には野生の猫がいるようだ。

多分、今年最後の野営の夜。暗くなった海を前に、北朝鮮に拉致されないか、なんて冗談を言っていたら、津波やら、なんやらと悪夢にうなされたエンリック。私も何度も目が覚め、トイレに行ったり、ジュースを買ったり。放し飼いか野生の中型犬がごそごそとテントを物色しにも来た。月明りはなく、海岸通りの道にいくつかの電灯が薄暗く灯され、聞こえるのは波の音だけ。

達者キャンプ場の夕暮れ

尖閣湾揚島遊園

佐渡市北狄1561
海中透視船乗船料(入園含): 1000円、小児500円
http://www1.ocn.ne.jp/~ageshima/
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