8月10日前半佐渡・相川〜尖閣湾 Sado / Aikawa - Senkakuwan

今日は尖閣湾に移動と言うことで、テントを撤収し、相川行きのバスに乗る。佐渡のバスは事前に計画しないと乗り継ぎが悪く、尖閣湾へのバスは2時間待ちと言うことで、テントを担いだフル装備で歩いてみることに。昨日の続きで佐渡一周線、県道45号だ。

町並みを過ぎると野性的な日本海が広がる海沿いを歩くことになるが、広いとは言えない県道をトラックやバスも通るので、絶好の歩きルートとは言いがたい。他に歩く人は見かけなかったが、自転車で旅する人は時々見かけた。

はさみ岩

見所ははさみ岩、そして弁天崎の沖合に浮かぶ岩石島の千畳敷。遊歩道を渡り、急な階段を登ると、日本海のパノラマが楽しめる。千畳敷といえば、宮島にも畳が1000枚敷けるほどの千畳敷があったが、佐渡の千畳敷は平坦な岩礁の広がりから命名されたと言う。

佐渡の千畳敷

そのまま県道に戻らず、田園のあぜ道などを歩いていくと、小川台場跡。ただっ広い台場で日本海の黒舟を監視していた場所だとか。その横にレストランらしいものがあったので、休憩だと駆けつけると、そこは『ファミリーオ佐渡相川』。海川にバーベキュー設備もあるJR東日本のホテルだ。カフェテリアは未だ閉まっていると言うことで、自販機でジュースを買って、外の日陰で休憩することにした。

ここ迄来ると、今日の目的地まで半分以上は来た感じ。県道に戻って、ひまわり畑を超え、ぐるっと上り坂を廻ると達者海岸が見えてくる。

達者には目洗地蔵。安寿と厨子王の伝説の縁がある達者で、厨子王の目の見えなかった母がここの清水で目を洗ったところ、見えるようになったとか。エンリックの左目の縁に嚢胞ができていたので、直りますように、とこの水で洗ってみた。安寿地蔵堂の中にはこの水を沸かした風呂があり、木の看板に黒マジックで『おふろがわいておりますから御自由にお入り下さい』と。地蔵堂の左側の部分がお風呂だ。まだ、お風呂と言う気分でもないので、キャンプ場を目指す。

この目洗地蔵から海岸に下りると、レストハウスがあり、達者海水浴場だ。海水浴場の真ん中にお手洗い、水シャワー、17時迄利用できる温水シャワー、洗い場がコンパクトに収まった建物があり、達者キャンプ場と書いてある。で、設営はどこにすれば良いのだろう。となりの監視塔のおじさんに聞いてみると一人目は、ちょっと待ってと同僚を呼び、2人目のおじさんが、海岸を指して、好きなところに張っていいいよ、と。え、そーなんですか。つまり、ここは完全に無料のフリーサイトということです。

達者海水浴場・キャンプ場

砂浜に降り立つと、ビーチテントが多く張られているものの、テントらしきものはない。とりあえず、満ちて来ても大丈夫なように、海から離れた草が生えた部分に設営。早速、海水浴と言うエンリック。私はレストハウスのテラスでドリンクと一服。ここ何年も海水浴と言う習慣がなかったのだが、ビーチテントはもちろん、水着も露出ではなく、Tシャツみたいなスイムウェアなんだ、とトレンドを眺める。