7月29日後半 尾道到着 Onomichi

尾道

尾道駅前の不機嫌の像
広島市の観光の後は新幹線で福山まで戻り、山陽本線に乗り換えて尾道へ。 降り立った駅で『なんでこんなところに来たんだ』と超不機嫌になるエンリック。 なぜって、小さな情緒的な町を想像していたのに、駅前には駅ビル、マンションと近代建築。 テントや寝袋など入らないものは駅のコインロッカーに預け、身軽に出発だ。

ホテルはネットで予約した格安ホテルの尾道ビュウホテル・セイザン。タイ料理のディナー付きで2人分が8500円!駅からハードな坂を上るとのことで、駅裏の小さな坂を登りだしたところ、セイザンホテルはどこですか?と近所の奥様方に訪ねると分からないと。え、結構大きそうなホテルなのに知られてない?とりあえず、小さな道は入り組んでいて地元の人にしか分からない、大きな坂を上りなさいというアドバイスを受け、踏切まで戻り右手の坂を上ることになった。

尾道駅。右上のお城の横がビューホテル。
尾道駅。右上のお城の横がビューホテル。


教えてもらったように小学校を過ぎ、階段を上っている時にすれ違ったジョガ―に再度訪ねてみる。すると、『あ〜上るのは大変だから、下りてノープウェイに乗りなさい』。えっ、ロープウェイですか。私達、弥山も歩いて上ったんですよ、とは言わなかったが、彼が走り去ってから、何事もなかったように登り続けることに。今度は観光客らしい若者達が、『頑張って〜』と声をかけてくれる。とりあえず、もう道は聞かないことにした。登りきったら所に、城があって、その横にビュウホテル。駅の後ろの高台に見えていたホテルだ。おそらくビュウホテルと訪ねずにセイザンホテルと聞いたので、地元の人も知らなかったのでは?

というわけで、ジョガーの助言を無視して良かった、というすぐ近くにビュウホテル・セイザンはあった。入口は4階で客室はその階下になる丘に張り出したホテルだ。おそらく、建設時は高級ホテルであったのだろう。シンプルな部屋からは瀬戸内海のパノラマが広がる。フラットではないテレビ、湯沸かしポット、窓下に設置された霧が峰。一昔前のホテルと言う感じで、今時の客には人気がないのかもしれないが、2泊の野営後の私達にとっては素晴らしいにつきない。

ビューホテルの客室から見える瀬戸内海
客室から見える瀬戸内海


とりあえず、シャワーを浴びて、夕食のレストランへ。春雨サラダ、揚物、タイカレー、デザートとボリューム満点だ。夕食後は近辺を散策と思いきや、歩き疲れたということで、ホテル内の自販機でビールを買って、ホテルの前の駐車場で飲む。ま、今日は暑かったので、疲れたよね。

ビューホテルオーナーがムエタイをするという。だから、なぜかのタイ齧りホテル。宿泊客以外も利用するタイ・レストランにタイ・マッサージもあるのだ。ホテルの前にはオート三輪車も。

…夜中に暑さで目が覚めた。冷房をつけっぱなしでは身体に悪いかとタイマーにしたら、冷房が切れたとたんに蒸し風呂に。鉄筋コンクリートの建物では、冷房は切ってはいけないのだ…。とりあえず、冷房を稼働させ、冷たいドリンクを求めて、廊下に出たらそこはさらに暑い。エレベーターに乗って、自販機に辿り着いたら、そこは地獄であった…。

尾道ビュウホテルセイザン

広島県尾道市西土堂町16-21
http://www.onomichi-viewhotel.co.jp/
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